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我が家では、シャイでめったにしゃべらない父親が、節分の時ばかりは照れながらも、とても大きな声で「鬼は〜外!!」なんつって落花生をまきまくっていたことを思い出した。別に豆まきが好きなわけでもなんでもなくて、父親は昔っから家族の「無病息災」を願う行事についてはとてもとても丁寧にやる人だったのだ。メアドにもそういう意味の言葉が入っているくらいだし。そのことをなぜか、昨日寝床につく瞬間に思い出して、ぐっときてしまった。親孝行しなくては。それは寒波の夜の出来事。
川勝さんほど愛されている人もいないだろうけれど、そして亡くなった時に、あんなに誰かに恋しいと慕われるほどの人徳や業績は私に何もないけれど、それを比較してもしょうがないんだけれど、せめて、自分が大好きだと思う人たちには「あいつ死んだんだってな。よく飲むし、ちょっとめんどうなとこもあったけれど、けっこういい奴だったよな。残念だね。」って思えるように人になっていたい。なるために、がんばりたい。それがいつやってくるのかもわからないのに、これもまた寒い寒い寝床につく前に思った。他人の死で感傷的になるなんて、これほど身勝手でいやしいセンチメンタリズムもないけれど。すみません。スチャダラパーもオザケンも私の(そして兄の)青春です。
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