ディズニーシー レストラン「マゼランズ」にて

何をしたのか覚えてない毎日なんて寂しいじゃないのさ。思い出しながら。

[10.29]
会社の福利厚生でディズニーシーへ。午前中の研修で精も根も尽き果てたので、夕食をたらふく食べて帰るという暴挙に。雨に濡れた夜のディズニーシーはそれはそれは綺麗でした。ぽっかり空いた火山口からの叫び声とか、一番好きなニューヨークのセットみたいな建物のつやつやのライトとか、イタリア語のしゃべれない先頭さんの待つハーバーの波のゆらめきとか。たくさんのファミリーがいたので平日休んできたお父ちゃんたちに「お疲れさまです」と勝手に心の中でつぶやいたりする。お土産やも大盛況で、絶対使わないような携帯のストラップや意外と美味しいクッキーとかをたんまり買って帰宅。

[10.31]
少しだけでも乗っておこうかしら・・・?とハロウィン仕様のケーキを買って帰るが、夫とともに全く違うアイスなんかを食べてケーキの存在を忘れるという始末。いいの、私は日本人なの。

[11.2]
面白可笑しく書くのが悪いことだと重々承知しているが、面白く書いた方がいいと思ったので書こうじゃないか。義母&義兄と夫で食事。夫の家は義父が出席すると義兄は出てこないし、義兄が出席すると義父が出てこないのが食事会なのです。永遠にそろわないのはパズルだけじゃないのね、橘いずみよ。

義母はとっても穏やかでいい人なのだけれど、独特なテンポを持ってらっしゃるので、せっかくの久々の食事会に義父をのぞいて遺産相続の話をするという、のっけからテンションもストーリーも早めな展開に。私まだ、ワルツを踊っている気持ちだったぜ。それをどうしたらいいかわからないという感じで終始、生返事をする夫。なかなかこんなスリリングな食事会もなかろう。

一家と解散した後、ほっとしたみたいに「甘いもの買って帰ろう〜!あんこ入ったやつがいい〜!」と子供みたいなことをいう夫。家族の事情は、私も含め外野がどんなことを言っても仕方ない。私は私の中にある温かさとか緩さとか、愛みたいなやつをどうにかこうにか冷やさないでお届けするまでだ。目の前の人に。それでしか淋しさに戦う術はないような気もする。