いやー、秋晴れ。

ほんの昔は、たとえば若い母親の幼児虐待とかネグレクトみたいな事件を見ると「なんちゅーやつだ。母親失格だ」なんてまるで神経反応みたいな感じで思っていたけれど、今はだいぶ違う。「どうしてこのストーリの登場人物に父親や祖父母が出てこないんだろう。誰が彼女を支えていた(いなかった)の?」と思うようになった。母であれ、女であれ。そのまえにただの人なのに。

男の人は特にそれに厳しい。女の人は(同姓なのに)もっと厳しい。その厳しさを自分にも向けているのだろうか。そんな自分勝手な厳しさ。こと自分に振り返ってみると身近にいる家族がそれを強く求めない人ばかりなのでよかった。「私そうそう、ただの人だった。できないこととか超あったわ。どんまいどんまい。」みたいに。できないことが良しとされるって、いいよなー。